タイ移住ー出国前の準備

海外移住前に必ずやるべき手続き10選【2025年最新版】
海外での新しい生活を始める前に、不安になるのが「日本での手続き、何から始めればいいの?」という点ではないでしょうか?
この記事では、これから海外に移住する人に向けて、渡航前に日本で済ませておくべき手続き10項目を詳しく解説します。
海外移住をスムーズに進めるために、しっかりと準備を整えましょう。
1. パスポートの有効期限を確認・更新する
海外移住の第一歩は、パスポートの有効期限を確認することです。多くの国では、入国時に6か月以上の残存期間が必要とされています。
更新が必要な場合は、早めに最寄りのパスポートセンターで申請しておきましょう。更新には通常1週間程度かかります。
2. 渡航先のビザを取得する
移住する国によって、必要なビザの種類や手続きが大きく異なります。
- 就労目的:ワークビザ
- 留学目的:学生ビザ
- 長期滞在・永住:永住権、配偶者ビザなど
申請条件や必要書類は各国の大使館・領事館の公式サイトで確認しましょう。書類の翻訳や公証が必要なケースもあるため、余裕をもって準備が必要です。
3. 転出届を提出する(住民票)
日本に1年以上滞在しない予定の方は、住民票の転出届を市区町村の役所で提出する必要があります。
転出届は、出国予定日の14日前から提出可能です。提出後には「海外転出証明書」が交付され、これがさまざまな手続きに使えます。
注意点:転出届を出すと、国民健康保険と住民税の課税対象外になります。
4. 国民健康保険の脱退・任意加入の検討
転出届を提出すると、基本的には国民健康保険から脱退する形になります。ただし、留学や短期滞在などで日本と行き来する場合は、任意加入や海外療養費制度などを検討する価値があります。
5. 国民年金の手続き(任意加入)
日本を出ても将来年金を受け取りたい方は、「国民年金の任意加入」を検討しましょう。年金機構や市役所の年金課で申請が可能です。
任意加入を行えば、海外に住んでいても老後の年金受給資格を維持できます。
6. 銀行口座とクレジットカードの整備
海外移住後も、日本の銀行口座は維持しておくのが一般的です。年金受け取り、税金支払い、海外送金の受け取りなどに使えます。
また、海外で使えるクレジットカード(VISA/MasterCardなど)を持っておくと非常に便利。出国前に、使用限度額や海外対応の可否を確認しましょう。
7. 携帯電話の解約・維持について考える
日本の携帯電話契約は、渡航後は不要になるケースもあります。ただし、2段階認証やSMS認証などで使う機会があるため、一時的に維持する人も多いです。
- 解約する場合:違約金や更新月に注意
- 維持する場合:格安SIMへの乗り換え、海外SIMの併用などを検討
8. 郵便物の対処(転送不可に注意)
日本郵便では、2022年以降海外への転送サービスが終了しています。重要な郵便物が届く予定がある場合は、家族や信頼できる友人に一時的な住所変更を行うのが現実的です。
9. 電気・ガス・水道・サブスク等の解約
引越し前に、以下のようなサービスの解約手続きを済ませましょう:
- 電気、ガス、水道
- インターネット・固定電話
- サブスク(Netflix、Amazon Primeなど)
特にライフラインは「退去日=解約日」となるよう調整し、精算も忘れずに行いましょう。
10. 在外選挙人名簿の登録(希望者のみ)
日本国籍を持つ方は、海外にいても国政選挙に投票できます。そのためには、出国前に「在外選挙人名簿登録申請」を行う必要があります。
市区町村の選挙管理委員会で、転出届とあわせて手続きが可能です。登録には数週間かかるため、早めの対応をおすすめします。
海外移住前のチェックリストまとめ
手続き項目 | 必要性 | 期限・注意点 |
---|---|---|
パスポート更新 | ◎ | 残存6ヶ月以上 |
ビザ取得 | ◎ | 国ごとに異なる |
転出届提出 | ◎ | 出国の14日前から可能 |
国民健康保険脱退 | ◎ | 保険証の返却も忘れずに |
年金の任意加入 | ○ | 将来の年金受給に影響 |
銀行・カード | ◎ | 口座維持・海外対応カード |
携帯電話 | ○ | 解約 or 維持を検討 |
郵便物対応 | ◎ | 転送不可、家族に依頼推奨 |
ライフライン解約 | ◎ | 精算手続きも忘れずに |
在外選挙人登録 | 任意 | 時間がかかるので早めに “` |